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パートナー

ジョン・グリシャム:パートナー(上・下)
新潮文庫 訳者:白石 朗

法廷サスペンスもの、と言えばやっぱりアメリカ製なのかな? 懐かしい処で言えば、ヘンリー・フォンダ主演の「12人の怒れる男」。深夜の名画放送で観た白黒フィルムの緊張感が最高だった。確か僕は禁断?の中学生だったような。
グリシャムの名前を知らない人も、「評決のとき」や「法律事務所(これって邦題はザ・ファーム?)」のビデオは観たことがある筈だと思う。法廷ものでは、第一人者といっても大丈夫かも知れない。でも僕のお薦めは、原作。原作を先に読むと、映画はつまらなく感じる。けだし、トム・クールズのファンには申し訳ないけど……。
本業作家だからそりゃリアリティには定評ありだけど、グリシャムの独創性は「プロット」の途方なさ?か。「それもありか?」ってストーリーを、グイグイ強引に読み進めさせちゃう面白さがある。だいたい長いんだよ話が。まあS・キングの次くらいだけど……。
この「パートナー」あたりから作風が変わったとか? 推理サスペンス色が濃くなった感じ。とにかくカラッとした読後感で、長文も胃もたれがしない。悪く言えば、後を引く感動は望めないけど、次も読んでみたい誘惑を持たせる作家のひとりです。

お薦め度:星三つ

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